国連のシリア担当特使は、イスラエルとハマスの戦争が隣国にも波及していると警告している。地域が「最も危険で緊迫した状態」にあるシリアでは、10月7日以前から暴力行為が急増しており、「すでに火がつき始めていた火口に油が注がれている」とペダーセン氏は述べた。シリア人の死亡、負傷、避難民の数は2020年以来最高となっており、政府がテロ組織によるものとしているホムスの陸軍士官学校の卒業式に対する身元不明の襲撃など、政府支配地域での攻撃が大幅に激化していることを挙げている。同氏はまた、反政府勢力が支配するシリア北西部の大部分を支配する反政府勢力グループ、ハヤット・タハリール・アル・シャームに対する政府のロケット弾攻撃が10月を通じて行われたこと、またアンカラのトルコ政府施設への攻撃を受けて北東部でトルコによる攻撃が大規模に拡大したことも報告した。同氏によると、トルコの空爆により数十人が死亡、医療施設、学校、キャンプが損傷し、12万人以上の民間人が避難したという。
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